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企業の社会貢献活動をご紹介

子ども、環境、社会をテーマに コスモ石油株式会社の取り組み

 コスモ石油は、地球と人間と社会との共生を基盤に、持続可能な発展に向けて、「未来の社会をつくる子どもたちの啓発」「人間社会が存続するための基盤である地球環境の保全」、そして「平和で豊かな文化的社会の構築」をコンセプトに、社会貢献活動に取り組んでいます。

当社は、1992年に「社会貢献活動の基本方針」を定め、全社的に社会貢献活動への取り組みを始めました。1993年に、交通遺児の小学生を対象とした自然体験プログラム「コスモわくわく探検隊」を主催するとともに、社員ボランティアの育成に着手しました。また、2002年には、お客様とともに温暖化防止や子どもの環境教育支援に取り組むプロジェクトとして、「コスモ石油エコカード基金」による活動を開始しました。今後も、社員の社会貢献マインドの醸成に務めるとともに、お客様をはじめNPOや支援先などステークホルダーとのネットワークを拡大することで、活動の質の向上やフィールドの拡大を図っています。

◎社会貢献活動のコンセプト

  • 未来の社会をつくる子どもたちの啓発
  • 人間社会が存続するための基盤である地球環境の保全
  • 平和で心豊かな文化的社会の構築

◎「主催」と「社員参加」をキーワードに活動開始。

コスモ石油は1993年に、初めての社会貢献プログラムとして交通遺児の小学生を対象とした2泊3日の自然体験プログラム「コスモわくわく探検隊」の主催を開始しました。コスモ石油が主体となって、NPOの協力のもとにプログラムを企画・運営するとともに、社員がスタッフとして参加することにより子ども向けプログラムづくりのノウハウが蓄積されました。「コスモわくわく探検隊」で、ボランティア活動のノウハウを学んだ社員は、現在200名以上。2002年にスタートした「子どものための自然アートワークショップ」をはじめ、活動の場を広げ、コスモ石油の社会貢献活動を支えています。

◎継続的な活動で、社員が社会に対応する力を醸成。

自然体験プログラムの風景コスモ石油は、「コスモわくわく探検隊」をはじめとするプログラムを継続的に実施してきました。継続的に活動を行うことで、理解や認知が高まり、社内外に社会貢献マインドが醸成され、また継続的な活動を通じて得たノウハウや人材、外部とのネットワークを基盤に、新たなプログラムを拡充することが可能になります。これまでの活動で得た経験とネットワークをもとに、2004年には、社員ボランティアが中心となって社会問題に対応する活動として児童養護施設の子どもたちを対象としたコミュニケーションプログラム「コスモ絵かきっず」を開始しました。

◎活動を拡充し、子どもたちの生きる力と社会貢献マインド醸成へ。

コスモ石油の活動は、環境をテーマとした活動から、幅広い社会問題をテーマにした活動へと広がってきました。子どもたちの社会貢献マインドを醸成する活動として、2003年には「クリスマスカード・プロジェクト」が生まれました。これがもとになって2005年には、自分の意志や発想で社会貢献できる子どもを育成する「ユース・フィランソロピー(子どものための社会貢献教育プログラム)」を開始しました。

主な活動

1993~
コスモ子ども地球塾 コスモわくわく探検隊

交通遺児を対象にした自然体験プログラムです。

2002~
コスモ子ども地球塾
第5回 子どものための自然アートワークショップ~地球シネマ~

フィンランドの映像作家マイキ・カントーラさんと子どもたちが、自然と環境をテーマにしたアニメーションを制作しました。

地球環境ブック-未来の地球人 子どもたちへ2002~
小学生向け環境副読本「地球環境ブック」

地球環境を守るために活動している人々のメッセージを伝える本です。

小学生を対象に制作した「地球環境ブック」を2002年に発行し、希望者に無料で配布しています(教育関係者に限定、送料はご負担いただいています)。

2003~
Webコスモ子ども地球塾  エコネッツ

地球環境を守るためにどうすれば良いかを、一緒に考える環境教育Webサイトです。

小学校の総合的な学習の時間に役立ててもらうことを目的に、2003年度に立ち上げたWebサイトです。環境保全に取り組む人の活動とメッセージを中心に、環境教育に役立つ情報や、実際に参加できる活動の紹介などを行っています。

ワークショップ風景2006~
パパとキッズのアートプログラム~世界でたった1つの絵本~

父子のコミュニケーションを応援し、父親の育児参加マインドを醸成するプログラムを全国的にスタートしました。

アーティストのMAYA MAXX(マヤ マックス)さんをナビゲーターとし、社員ボランティアがプログラムの運営を行います。このプログラムでは、お父さんが子どもだった頃のエピソードを語り、それをもとに子どもたちがイメージをふくらませ、絵にしていきます。少子化が進む中で、お父さんたちに、子どもたちとコミュニケーションを楽しみながら、育児参加のきっかけやマインドを醸成することを目的としています。
最終的に、全国で描きあがった絵をMAYA MAXXさん監修のもと、「世界でたった1つの絵本」に仕上げます。

実施概要
主催:コスモ石油、
実施企画協力:ワンダーアートプロダクション、
共催・協力:財団法人 三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー、国立民族学博物館、北海道立近代美術館、福岡市文化芸術振興財団 開催場所:コスモ石油の事業所所在地
開催日:2006年3月東京、5月・大阪、10月・札幌、福岡、2007年3月仙台
参加者:小学1~4年生の児童とその父親、コスモ石油社員ボランティア

参加したお父さま方からのご意見・ご感想

  • 子どもと楽しい一日を過ごすことができました。そして、一緒に絵を描くことは難しかったのですが、長い時間を子どもと二人でいれたことは良い時間でした。
  • 日ごろ、子どもとは良く話をしていると思っていましたが、ほとんど話せていないことに気づきました。これからはもっといろんな話をしたいと思います。
  • 子どもが生き生きとして、絵を描く姿を見るのは初めてだったので、新鮮な気持ちでした。子どものことが、あらためて好きになった気がします。