(1)国際交流について アメリカとの交流については,前述したように,事前接続で成功したのは,ISDN3回線で接続した場合だけだった。公開授業でも接続を行ったが,1時間の通信費が5万円近くにもなり,継続して行う授業としては,コストの問題で無理があると思われる。また,時差の問題もある。交流しているカンザス州のベースホール高校は13時間の時差があり,通常の学習時間にリアルタイムで交流をするには,どちらかの学校に無理が生じる。そこで,今後は,交流してきた学校については,メール等で交流学習を深めていき,TV会議システムを使った授業については,アジアの国との間での交流を検討している。 (2)連携授業 昨年度末までの間に,TV会議システムを効果的に使った社会人講師的な授業を行った。今年度は,さらに一歩進んで,年間の時間割の中に組み込むことによって,本校教員が他校の教科担任として単位認定まで行う連携授業の形で展開している。これが成功すれば,生徒の授業選択の幅が無限に広がると言っても過言ではないだろう。