(1)ねらい ・授業時間を相互に設定することにより定期的な交流を実現する。 ・英語の負担が日本側生徒に少なくなるように「日本語・英語」での交流を行う。 ・日常的交流により相互のステレオタイプの是正を行う。 ・メーリングリスト,電子メール,CU-SeeMe等のインターネットツールを効果的に授業の中で活用する。 ・論文あるいは交流レポートといった形で授業のまとめを相互に行う。 (2)2ヶ月前からの事前準備 アメリカは9月から授業が始まる。従って授業準備は7月から始められた。多いときには毎週1回程度WebChat(掲示板)を活用し,ハワイ,アメリカ本土,日本を結んでリアルタイムで打ち合わせを行った。以下は呼びかけのメール To:kanri-l@hawaii.edu: Subject: fall course みなさま,今日は秋のことでご相談したいと思います。私の提案としては,98年の秋と同様の学校テーマのことを,内容・方法など改良しながら進めたいと思っております。相談チャットを今週できますでしょうか? 私は木曜日までならいつでもできますが,水曜日,あるいは木曜日あたりはどうでしょうか? 時間はいつも通り,ハワイー昼,アメリカ東部—夜,日本—早朝となりますが,ご都合をお知らせください。 合わせてメールのやりとりも行われたが,リアルタイムでの話し合いで一番大きかったのは,お互いの時間を調整し,行う熱意が伝わり,信頼関係が無意識のうちにできあがったことである。 ▲WebChatでリアルタイムの教員打ち合わせ