(1)大型テレビとして
従来良く使われる大型のテレビとしては,講義内容に関連したビデオ教材を提示したり,実験実習時に操作説明のためにビデオカメラで拡大して手元を見せたり,顕微鏡画面を直接見せながら顕微鏡観察の際の諸注意や観察ポイントなどを示したりしました。
(2)ディスプレイモニタとして
前述のようなテレビモニタ的な使い方に電子黒板のような要素を組み込む方法は,以前から行ってきました。MSXパソコンを大型テレビに接続し,プレゼンをするような場合です。しかし,この装置が従来のものと異なるのは,事前に作った提示教材に直接その場で書き込みができることです。
8ページの提示画面1は,生物の分類のところで,腔腸動物がビニール袋のように出入りするところが一個所である,ということを補足説明するために,その場で図を書き込んだものです。

▲提示画面1
提示画面2は,植物の芽がなぜ光に向かって伸びていくかという屈光性のしくみを学ぶ授業の時のものです。過去の科学者達が試行錯誤しながらしくみを解明していった過程を,アニメーションを使って疑似体験しながら,一緒に仮説をたて検証実験をし,考えていく授業の時に使用したものです。
これも同様に,授業中に注目して欲しい場所にその場でアンダーラインや赤丸をつけながら話を進めていきました。
画面左上にツールアイコンがいくつか並んでいますが,ここでペンの太さや色,また蛍光マーカーのようなものまで選べ,また一般のペイントソフトのように図形やキーボードからのテキスト入力も可能です。よって,事前に何もプレゼン画面を用意していなくても,その場でそれこそ黒板のように書き込むことも可能です。かつ,これらの画面は自動的に保存されるため,前の板書に戻ったり,事前に書いておいてさっと提示したりすることができます。
また,このディスプレイに表示される画面はキャプチャされるため,写真の上にも書き込みが可能で,顕微鏡カメラなどの使用時にも利用しました。

▲提示画面2
提示画面3はその時のものです。タマネギの細胞分裂を見る実験で,生徒が分裂像をなかなか発見できない時,見分けるコツを教える際に,彼らが顕微鏡で見ているものと同じ画面で説明しました。
ただし,この場合は一度コンピュータに取り込むため,リアルタイムに行うにはコンピュータ側にビデオキャプチャボードが必要になります。
もちろん,スルーで提示する場合は,ビデオ端子に繋ぐだけです。

▲提示画面3
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