(1)設備の充実 教育ネットへの接続と校内LANの整備は,内閣総理大臣決定のミレニアム・プロジェクトの一つである「教育の情報化」での目標が実現できるように実施していく。なお,教育ネットへの接続については,目標どおり13年度までには完備される。また,現在のところ,平成13年度中には,全ての県立学校に校内LANが整備される予定である。 (2)教員の情報リテラシーの育成 前述のミレニアム・プロジェクトや,内閣総理大臣直轄の省庁連携タスクフォースであるバーチャル・エージェンシーにおける「教育の情報化プロジェクト」では,平成13年度までに,全教員が情報活用能力を持つことが目標とされているが,本県の場合は,オールティーチャーセミナーや校内研修の充実等で,実現を目指す。 (3)高等学校の新教科「情報」に向けて 来年度から各都道府県で実施される教科「情報」に関する現職教員等講習会の講師を委員とした新教科研究部会を2月に発足させ,講習会の円滑な運営を図るとともに,今後の教科「情報」への取り組み等を研究していく。 (4)情報化への組織・体制 本年度,県立高等学校の情報担当者会(仮称)を開催した。 情報化が進むにつれ,情報担当者の負担が増加するなどの声もあり,今後,この会で情報交換等を行い,諸課題を解消していくなど,情報化への対応の一つとしていく。 (5)情報環境の効果的活用 情報環境が完備されてくると,その環境をいかに効果的に活用していくかということが課題となってくる。 この課題を解決していくためには,教育用データベースの作成・充実や使いやすい教育用コンテンツ及び教材ソフトの開発などが必要である。 また,情報環境等を効果的に活用できる人材の育成も必要である。 教育の情報化は,今後ますます急速に進んでいくと思われるが,本県では,この情報化の波に,ここでも紹介した“DREAM NET”プロジェクトを中心に,今後も対応し,情報教育を推進していくように計画している。 また,「KOCHI 2001 PLAN」のもと,産学官民との連携も取りながら,また,国の情報に関する事業とも連携を図りながら,いろいろな取り組みを実施し,新学習指導要領での情報教育へも対応していければと考えている。