指導のポイント |
このシリーズでは,5回にわたってプレゼンテーションの指導について考えています。第3回までで,プレゼンテーションの台本が完成しています(ICT・Education
No.32〜34に掲載されています。バックナンバーは,日文ネット (http://nichibun.net)でもご覧頂けます)。ここまでで完成させた台本は単なる読み原稿ではなく,経過時間や効果なども記入された進行台本になっているはずです。そして,このような台本があれば,プレゼンテーション本番に向けて,新たに何かを作成すという作業は一応完了しているはずです。
そこで,今回の第4回目は,本番を迎える前に行うリハーサルについて考えてみたいと思います。リハーサルというと,一般によく「時間があれば事前に実施しておくモノ」という程度のとらえ方をされがちですが,プレゼンテーションの指導においては,決して軽く扱って良いモノではありません。効果的なリハーサルができれば,プレゼンテーションは半ば成功したのも同然です。逆にリハーサル無しで本番を迎えれば,せっかく時間をかけて準備したプレゼンテーションが思い通りに実施できないというケースも考えられます。ちょっとしたミスで全体が台無しになり,努力が水の泡と帰すこともありえます。リハーサルの善し悪しがそのままプレゼンテーションのできに直結していると言っても過言ではありません。可能であればリハーサルとブラッシュアップを繰り返して行うことで,プレゼンテーションの完成度を高めることができます。
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