平成15年度より,学習指導要領の改訂に伴い,高等学校の中に教科「情報」が導入された。導入として用いられる「情報A」の教科書には,盛りだくさんの知識が載せられている。その1単元として,高等学校普通科「情報A」に導入されているアニメーションと中学校「技術」に導入されているアニメーションにおける授業を通し,中学・高校による年代別の心の動きがどのように変化しているかを検証する取り組みを試みた。 授業を考案するにあたり,テレビや映画,そしてコマーシャルなど多岐にわたりアニメーションが使われている今日,色彩の美しさや楽しみながら学べるといった要素が授業を考案するうえでの大きな要因となった。本授業では,題材を与えず,それぞれの個性を重視した取り組みとし,色彩,キャラクターの動き,全体のバランスなど,他の作品に対し,何かを感じ取ったとき,自己の表現力,洞察力,想像力など,心の動きに変化が現れるものと考える。
中学校 技術「情報とコンピュータ」の単元
高等学校 情報「情報A」の単元