幼児の頃,人は好奇心に支配されているという。何でも知りたがり,何でも聞きたがる。「どうして犬はしゃべらないの?」「何で夜になると眠たくなるの」「どうして,」「なぜ,」。よくもまあ,それだけ疑問を持てるものだというくらいの質問攻めである。しかし,いくつになったころからか,人は自分で判断し,自分で行動し,自分で責任をとるようになる……はずである。