一太郎とは 一太郎は,株式会社ジャストシステム製の日本語ワープロソフトウェアです。表現ツールとしては,古くから多くのユーザーに支持されているものです。何度かのバージョンアップを経て,現在ではインテリジェントドキュメントプロセッサとして,さまざまな機能を装備しています。また,付属している日本語辞書ATOKの変換能力の高さにも定評があります。 今回は,一太郎12,ATOK15をWindowsOSにおいて利用した場合を基準として手順等を記述しています。ご使用のOSやソフトウェアのバージョンによっては,画面表示や操作において若干の相違点がある場合があります。
ナレッジウインドウ 下図は,一太郎起動時の一般的な初期表示画面です。画面右側に表示されるものがナレッジウィンドウです。文書作成で利用できる機能や,ヘルプに関する情報などが表示されています。 各種ソフトウェアにおいて,このような画面の一部に入力の役に立つウィンドウを表示する機能が装備されています。これを使いこなすことにより,入力に要する時間を短縮でき,より完成度の高いドキュメントや各種データを作成することができます。ソフトウェアの持つ機能を十分に利用できるようにするためにも,時間を割いて,この種の操作の練習をさせておくと良いと思われます。 表示内容の変更方法 右上図のように,▼の部分をクリックすると表示する項目のセット名が表示されます。これを選択することにより,表示内容を変更できます。項目セットの内容は,メニューバーの[表示→ナレッジウィンドウ]を表示して登録・変更できます。 なお,学校において,コンピュータは複数の生徒が共用で使う場合がほとんどです。このような画面の設定変更など,マシンやソフトウェアの使用環境を変える作業を行わせる場合には,他の人に迷惑にならないように配慮するように指導することも重要です。環境を勝手に変えない,環境を変えたら元に戻す,環境を変更したまま終了する場合は先生の許可を得る,などのルールを徹底しておくと良いでしょう。