ICT・Educationバックナンバー
ICT・EducationNo.16 > p24〜p25

投げ込みアプリケーション講座
一太郎を教えよう−1
−まずは,使わせてみよう。<ナビを利用してカレンダーを作成>−
指導のポイント

一太郎とは
 一太郎は,株式会社ジャストシステム製の日本語ワープロソフトウェアです。表現ツールとしては,古くから多くのユーザーに支持されているものです。何度かのバージョンアップを経て,現在ではインテリジェントドキュメントプロセッサとして,さまざまな機能を装備しています。また,付属している日本語辞書ATOKの変換能力の高さにも定評があります。
 今回は,一太郎12,ATOK15をWindowsOSにおいて利用した場合を基準として手順等を記述しています。ご使用のOSやソフトウェアのバージョンによっては,画面表示や操作において若干の相違点がある場合があります。

ナレッジウインドウ
 
下図は,一太郎起動時の一般的な初期表示画面です。画面右側に表示されるものがナレッジウィンドウです。文書作成で利用できる機能や,ヘルプに関する情報などが表示されています。



 各種ソフトウェアにおいて,このような画面の一部に入力の役に立つウィンドウを表示する機能が装備されています。これを使いこなすことにより,入力に要する時間を短縮でき,より完成度の高いドキュメントや各種データを作成することができます。ソフトウェアの持つ機能を十分に利用できるようにするためにも,時間を割いて,この種の操作の練習をさせておくと良いと思われます。

表示内容の変更方法



 右上図のように,▼の部分をクリックすると表示する項目のセット名が表示されます。これを選択することにより,表示内容を変更できます。項目セットの内容は,メニューバーの[表示→ナレッジウィンドウ]を表示して登録・変更できます。



 なお,学校において,コンピュータは複数の生徒が共用で使う場合がほとんどです。このような画面の設定変更など,マシンやソフトウェアの使用環境を変える作業を行わせる場合には,他の人に迷惑にならないように配慮するように指導することも重要です。環境を勝手に変えない,環境を変えたら元に戻す,環境を変更したまま終了する場合は先生の許可を得る,などのルールを徹底しておくと良いでしょう。

カレンダーを作成しよう。
★見本ファイルのダウンロードはこちら

目的:一太郎の基本操作,図データの挿入・印刷と保存の操作を習得しよう。

手順1 カレンダー作成用のひな型を呼び出して基本設定をしよう。


(1)カレンダー作成用のひな型を呼び出します。



(2)メニューバーの[ナビ→よく使うテンプレート→開く]をクリックします。



(3)メニューのボックスが開いたら,カレンダーをクリックして選択して,OKボタンをクリックします。



(4)ここでは,例として[カレンダー2ヶ月[A4縦]挿絵]を選択してみましょう。OKボタンをクリックすると以下のようなボックスになりますので,表示したい内容を選択してから,OKボタンをクリックします。
 ※この表示内容は,修正することもできます。



手順2 任意の画像を入れて好みのカレンダーを作成しよう。

(1)カレンダーのひな型が表示されたら,[挿し絵設定]のボタンをクリックします。使用したい挿し絵を選択し,OKボタンをクリックします。この際に,初期設定ではサンプルがいくつか表示されます。
 ※使用するマシンやネットワークの環境によって,その他の場所からデータを呼び出して使用することも可能です。



(2)表示されたイメージでよければ,一旦保存します。
 [保存]ボタンをクリックします。ファイル名を入力してOKボタンをクリックします。
 ※この際に保存先が指定された場所になっているか確認を忘れないように気をつけましょう。



手順3 印刷してみよう。

・保存が成功したら,画面右上部分にファイル名が表示されます。確認したら,最後に[印刷]ボタンをクリックして印刷を行います。
 ※プリンタの選択や設定は,先生の指示に従ってください。
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