令和8年度 教科書
「高校美術」
美Ⅰ-703/A4ワイド/105頁
高校生に寄り添い、
社会で生きる創造力を育む教科書
予測不可能な社会を生きる高校生は、アートで何ができるでしょうか。決められた正解のない創造の世界で、生徒と共に感じ考え表現し、創造力を育む―その良き伴走者となれるような教科書を目指しました。
表紙の説明
表紙の作品は、ドイツ現代美術家ゲルハルト・リヒターの「27. April 2015」です。画面右側には草木の写真の一部が見えつつも、左側には荒々しい筆致で緑や白の油絵の具が塗られています。リヒターは半世紀以上の間、様々な手法を模索しながら、見る人に絵画の可能性を問いかけてきました。
この「高校美術」もまた、生徒に問いかけることを大切にした教科書です。題材の各ページには、表現・鑑賞の活動を通して考えたい問いかけがなされています。その問いを生徒自ら考え、模索し、表現することを通して、自分なりの価値を見出して欲しい、そんな願いを込めています。
著作関係者
著作者
- 内藤正人(慶應義塾大学教授)
- 清田哲男(岡山大学大学院教授)
- 坂上桂子(早稲田大学教授)
- 長濱雅彦(東京藝術大学教授)
編集協力者
- 猪又隆洋(神奈川県立横浜栄高等学校)
- 吉川和典(川口市立高等学校)
- 倉本郁哉(東北生活文化大学高等学校)
- 串間弥生(宮崎県立都城西高等学校)
- 幸田美知代(京都府立福知山高等学校)
- 櫻木千恵(兵庫県立須磨友が丘高等学校)
- 鈴木雄馬(岩手県立久慈高等学校)
- 中嶋 彩(大阪府立信太高等学校)
- 中野 滋(元 横浜美術大学)
- 永野祐一郎(兵庫県立武庫荘総合高校)
- 中明聖晴(山口県立宇部総合支援学校)
- 中村俊樹(学校法人大阪明星学園 明星高等学校)
- 西田昌弘(東京都立一橋高等学校 定時制課程)
- 橋本典久(明治大学)
- 三木 健(大阪芸術大学)
- 三井直樹(共立女子短期大学)
- 南 洋平(和歌山県立粉河高等学校)
- 宮田寛子(関東第一高等学校)
- 柳 欣和(東京都立東大和南高校)
- 山口敦士(学校法人辰馬育英会 甲陽学院高等学校)
- 柚木泰彦(東北芸術工科大学)
- 吉田卓哉(東北芸術工科大学)
- 吉田 剛(滋賀県立草津高等学校)
- 渡邉野子(京都市立西京高等学校)
取り組み
特別支援教育・カラーユニバーサルデザイン
誰もが使いやすく学びやすい教科書をめざして、星美学園短期大学日伊総合研究所客員研究員の大内進先生に校閲をお願いしました。特別支援教育やユニバーサルデザインの観点から、見やすさ、読みやすさ、分かりやすさに配慮した教科書作りに努めています。
防災・安全教育
関西大学特別任命教授の河田惠昭先生に校閲をお願いしました。昨今の防災・安全教育の重要性から考えて、防災・安全に関わる内容を取り扱い、生徒の意識を高めたいと考えています。
教科書のポイント
①発想を刺激するメッセージ
全ての題材ページに、テーマや学びのねらいに沿ってキャッチフレーズを示しています。問いを投げかける文体やキーワードで生徒の発想を刺激し、表現と鑑賞の活動を通して生徒自身で答えを導き出す力を育みます。
p18-19 表現・鑑賞|絵画「身近な風景を描く」
②驚きのあるしかけ
ページをめくると驚きや発見のある、折り込みや蛇腹折りのページ、透明フィルムを生かしたページなどを設けました。紙の教科書ならではの仕掛けで、生徒の興味・関心を引き出します。
p50-52 鑑賞|絵画
「創造の扉 アンディ・ウォーホル」
折り込みページをめくると鮮やかな作品が現れます。
p33 鑑賞|絵画
「過去、現在、未来を見通すアート」
蛇腹折りのページを開くと、村上隆「五百羅漢」白虎の全図が現れます。
③アートで世界を考える
デザイン的思考、STEAM教育、SDGsなど、高校生がこれから社会に出る時に必要となる世界の見方や考え方を積極的に取り上げ、美術の授業の中で取り入れやすいように工夫して掲載しました。
p56-57 鑑賞|彫刻「サイエンス×アート」
動画
デザイナーインタビュー 梅原 真
P74-75 仕組みをデザインする
宮崎県小林市 移住促進PRムービー
“ンダモシタン小林”
P82-83 伝達の映像
目次
オリエンテーション
-
目に見えないものを表現する。
4・5
-
紙の上で考える。
6・7
-
思考に形を与える。
8・9
-
アートは世界をどう変えるのか?
102・103
絵画・彫刻
-
創造の扉|パブロ・ピカソ
12~15
-
内面を見つめて
16・17
-
身近な風景を描く
18・19
-
配置と構図で語る
20・21
-
感覚と表現
22・23
-
創造の扉|葛飾北斎
24・25
-
継承と創造
26・27
-
江戸の日常
28・29
-
怪異の生き物たち
30・31
-
過去、現在、未来を見通すアート
32~35
-
描きとめられた記憶
40・41
-
版を用いて表現を深める
42・43
-
創造の扉|アンディ・ウォーホル
50~53
-
運慶とミケランジェロ
46・47
-
立体表現の広がり
54・55
-
サイエンス×アート
56・57
デザイン
-
デザイン≫コミュニケーション≪
58・59
-
気づきに気づく
60・61
-
ポスターで考える
62・63
-
タイポグラフィー
64・65
-
マークのデザイン
66・67
-
優しさのデザイン
72・73
-
仕組みをデザインする
74・75
映像メディア表現
-
テクノロジーで表現をどのように変えるのか?
76・77
-
写真と時間
78・79
-
アニメーションの仕組み
80・81
-
伝達の映像
82・83
資料
-
線や面で捉えて描こう
44
-
絵の具を知ろう
45
-
彫刻をつくる―素材と技法―
48
-
誰のためのデザイン?何のためのデザイン?
68・69
-
デザインのプロセス
70・71
-
ポートフォリオで伝えよう/著作権や肖像権を意識しよう
84
-
美術に関わる人々/科学や経済と連携し、生まれた肖像画
85
-
色彩の仕組み
86~90
美術史料
-
年表
91~94
-
美術史 なぜ人はつくり続けるのか?
95
-
西洋の美術史
96・97
-
日本の美術史
98・99
-
近代デザイン史
100
-
映像メディア史
101
内容解説資料
内容解説資料(別冊)
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