日文の教科横断的な展開

防災・安全

専門家の監修を受け、各教科で防災・安全に関するさまざまな内容を取り上げています。

社会の防災力と防災教育

河田 惠昭(関西大学社会安全学部特別任命教授)

災害の被害の大きさを左右するのは、地震マグニチュードや台風の中心気圧だけではなく、私たちの社会の防災力も関係します。安全・安心な社会は、社会の防災力が大きくなければ実現しません。防災教育は、すべての教科の教科書の内容にかかわり、また、防災、すなわち安全・安心の課題は学校の中だけが対象ではなく、学校以外の場での行動や対応も当然、関係してくるわけです。

社会 地理

地理的分野 p151「ハザードマップをより深く知り,使うために」

ハザードマップの使い方を具体的な活動を通して身につけることができる教材を提案しています。自然災害からくらしや命を守るためにできることを考え、話し合うようすを示しています。

社会 歴史

歴史的分野 p289「安心・安全のゆらぎ」

近年起こった自然災害や事故を紹介しています。

社会 公民

公民的分野 p96「災害に強いくらしをきずく」

自助・共助・公助の観点から、ボランティアの役割や校外学習用のバスの被災地への寄贈、災害時の行政の連携の事例を紹介しています。

数学

中学数学2 p85「雷に気をつけよう」

1次関数を用いて雷までの距離を求める方法を紹介するコラムで、雷に対する注意喚起をし、防災意識を高められるようにしています。

美術

美術2・3上 p39「ひと目で伝えるための工夫」

美術2・3下 p44「人が生きる社会と未来」

人の行動を促すデザインなど、美術の働きを生かして安全性を高める事例を紹介しています。

道徳

中学道徳2年 p158「日頃の備え」

自然災害から身を守るために日頃からできる活動や避難用の持ち出し品等を紹介しています。