ブックタイトル令和3年度版「中学社会 地理的分野」内容解説資料

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概要

令和3年度版「中学社会 地理的分野」内容解説資料

本書の主な教科書検討の観点 内容の特色 関連箇所本書の主な教科書検討の観点 内容の特色 関連箇所 ■教科書検討の観点からみた特色⇒ 取り扱っている内容は,教育基本法に適合しているか。教育基本法第2 条教育は,その目的を実現するため,学問の自由を尊重しつつ,次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。第1 号幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と道徳心を培うとともに,健やかな身体を養うこと。 我が国の国土及び世界の諸地域に関する基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得し,日本や世界の地域的特色を多面的・多角的に考察する態度を養うことで,幅広い知識と教養を身に付けることができるようにしている。◆ 「2編2章 世界の諸地域」「3編3章 日本の諸地域」では,州・地方の地域的特色を確実に捉えられる構成になっている。まず,?州・地方を視覚的に捉え,?州・地方の概要を大観し,そのうえで?主題学習・動態地誌的学習を進め,?単元のふりかえりで主体的・対話的な問いや活動に取り組むことで,単元全体で主体的・対話的で深い学びを実現するようにしている。⇒2編2章(ヨーロッパ州/ P.58-71 など),3編3章(近畿地方/ P.192-205 など)◆ 地域的特色の理解に必要な教材を系統的に配置するとともに,地図・写真・グラフなどの図版を豊富に掲載している。第2 号個人の価値を尊重して,その能力を伸ばし,創造性を培い,自主及び自律の精神を養うとともに,職業及び生活との関連を重視し,勤労を重んずる態度を養うこと。 学習のねらいと地理的な見方・考え方を明確に示し,思考力・判断力・表現力等の向上を図りながら,主体的・対話的で深い学びを実現する構成となっている。◆ 本文ページには,地理的な見方・考え方を示すコーナーや思考力・判断力・表現力等の向上を図るコーナーを設けて,生徒が意欲的に学習に取り組み,主体的・対話的で深い学びを実現するようにしている。◆ 世界や日本の人々の生活場面や労働の様子を読み取ることができる写真を多数掲載し,自主・自律の精神を養い,職業・生活との関連を重視し,勤労を重んずる態度を養えるようにしている。第3 号正義と責任,男女の平等,自他の敬愛と協力を重んずるとともに,公共の精神に基づき,主体的に社会の形成に参画し,その発展に寄与する態度を養うこと。 社会の形成に参画するための学習活動を充実するとともに,協調して取り組む学習活動の場面では,責任をもって自分の考えを伝え,他者の考えを認め,他者を敬う態度を身に付け,社会の一員としての自覚を培えるようにしている。◆ 世界や日本の地域的特色を捉える際に,人権を考える教材を豊富に取り上げている。⇒ P.39,75,199,229,267 など◆ 「3編1章 地域調査の手法」「3編4章 地域のあり方」では,自分の言葉で表現し,他者の考えを認め,そこから自分の考えを発展させることができるようにしている。◆ 「3編4章 地域のあり方」では,地域の課題を見出し,地域の在り方を構想する具体例を紹介することで,社会の形成に参画し,その発展に寄与する態度を養えるようにしている。第4 号生命を尊び,自然を大切にし,環境の保全に寄与する態度を養うこと。 世界や日本,身近な地域における環境問題や環境保全,持続可能な社会,災害・防災といった諸課題の現状と改善に取り組む人々の努力について考えさせる内容を随所に配し,生命や自然を大切にする態度を育てることができるようにしている。◆ グローバル化する国際社会において,持続可能な社会を作っていく上で取り組まなければならない様々な地球的課題や地域の課題(社会的課題)を取り上げている。⇒ P.43,163◆ 環境問題や環境保全,持続可能な社会について,系統立てて学習できるようにしている。⇒ P.66-67,94-95,104,174-175,262 など◆ 災害・防災について系統立てて学習できるようにしているとともに,具体的かつ実践的な活動を取り上げることで,生命や安全の確保に主体的に取り組むことができるようにしている。⇒ P.132,144-151,190,230-231,244-247 など第5 号伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。 我が国の伝統と文化の特色を広い視野に立って考え,我が国や身近な地域を愛する心を養えるようにしている。また,国際理解を深めることができる内容を豊富に取り上げ,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に貢献する態度を育てることができるようにしている。◆ 我が国における伝統・文化の現状と,それを守り未来に継承していく人々の取り組みについて,随所で取り上げている。また,現代文化についても積極的に扱っている。⇒ P.172-173,196-203,225,240-241,253 など◆ 世界の多様な文化の学習を通して,文化の意義や影響を理解し,多文化共生社会の重要性を認識できるようにしている。⇒ P.23-42,55,75,90-91,110-112 など◆ 我が国と諸外国との関係,国際協力,国際社会における支援,紛争解決や平和の希求などの教材を豊富に取り上げている。⇒ P.55,70-71,78-80,173,182-183 など◆ 日本の領域についての学習では,日本固有の領土である北方領土・竹島の領土問題を的確に取り上げるとともに,日本固有の領土である尖閣諸島には領土問題は存在していないことを明記している。また,日本の領域をめぐる諸課題の解決に向けて,どのような取り組みが必要かを考えさせる内容になっている。⇒ P.16-19⇒ 取り扱っている内容は,学校教育法に適合しているか。◆ 学校教育法第30 条第2項に示された「基礎的な知識及び技能の習得」,「課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力の育成」,「主体的に学習に取り組む態度の育成」が重視されている。⇒ 取り扱っている内容は,学習指導要領に示す目標・範囲に適合しているか。◆ 学習指導要領に準拠し,基礎的・基本的な知識・技能の定着を図り,社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせながら課題を追究したり解決したりする思考力・判断力・表現力等の向上を図る学習を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を育成する内容になっている。⇒ 道徳教育との関連から,取り扱う内容はどのようになっているか。◆ 教科書全体が個人の尊重の考え方を基本理念として構成されており,取り上げられている教材は,人権尊重・男女共同参画などの観点から適切に選択されている。◆ 広い視野で考え,身近なところから課題を見出し,主体的・対話的な学び,地球的課題・地域の課題(社会的課題)の追究,「3編1章 地域調査の手法」「3編4章 地域のあり方」の学習などを通じて社会参画への関心や意欲を養い,持続可能な社会の形成に参画する態度を養えるようにしている。⇒ 基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着を図るために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 本文は原則1授業時間=見開き2ページとし,この見開きで何を学ぶのかが学習課題で明確に示されている。また,右ページの側注欄には確認コーナーが設けられ,基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着をねらいとした学習活動や自分の考えを説明させる問いが提示されており,習得した知識・技能を用いて文章化・言語化できるようにしている。◆ 本文は,十分な文字量を確保し,平易な表現で,地理的事象や地理的概念を丁寧に記述している。◆ 見方・考え方コーナーを設け,学習課題の解決に向けての手がかりとなる地理的な見方・考え方の例を示している。◆ 見開きページの右端にインデックスを設け,学習している単元を常にわかるようにして,全体の中に位置づけて理解しながら,学習を進めることができる。◆ 地理+α(コラム)や自由研究(特設ページ)では,地理的分野の学習を掘り下げる具体的な内容を取り上げて,理解を深めることができる。◆ スキルUP では,地理的分野の学習に必要な地理的技能を6種類に整理し,生徒の発達段階に応じて系統立てて習得できるようにしている。⇒ P.VII,25,87,122-125,132-133 など◆ 資料を用いた活動を示す資料活用コーナーを設けており,必要な情報の読み取りなどの技能を高めることができる。◆ 教科書内で関連する事項どうしを結び付ける参照ページコーナーで,多面的・多角的な見方をすることで,学習内容の定着を図っている。◆ 連携コーナーでは,小学校社会科の学習や歴史的分野・公民的分野の学習とのつながりが示され,生徒の理解を確かなものにするとともに,習得した知識を活用できるようにしている。⇒ 思考力・判断力・表現力等の向上を図るために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 学習課題の理解を深めるため,地理的な見方・考え方を働かせる問いを深めようコーナーとして設け,習得した知識を定着させ活用させることで,思考力・判断力・表現力等の向上を図ることができる。◆ トライ,スキルUP,アクティビティ,チャレンジ地理なども含めて,毎時間,思考力・判断力・表現力等の向上を図る場面を設定し,随所で生徒が自分の言葉で表現できるように構成されている。⇒ P.5,94-95,122-125,218-219,261 など⇒ 学びに向かう力・人間性等を養うために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 各章末や2編2章・3編3章各節末の単元全体にかかわる問いや活動(○○州(○○地方)をふりかえる,アクティビティ,チャレンジ地理),「3編1章 地域調査の手法」「3編4章 地域のあり方」などで,主体的に学習に取り組む態度,自らの思考のプロセス等を客観的に捉える力,互いのよさを生かして協働する力などが培えるように構成されている。⇒ 地理的な見方・考え方を習得・活用するために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 教科書冒頭に「地理との出会い」を設け,地理的分野の学習に先立って地理的な見方・考え方をおおまかにつかむことのできるイラスト等を掲載し,五つの見方・考え方について丁寧に説明している。⇒ P.II-III◆ 本文ページには見方・考え方コーナーを設け,その見開きページでの学習課題の解決に向けた手がかりとなる地理的な見方・考え方の例を示している。⇒ 地理的な見方・考え方を働かせた主体的・対話的で深い学びを実現するために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 単元の学習における習得・活用・探究の学びの過程のなかで,地理的な見方・考え方を繰り返し働かせるようになっている。例えば,「2編2章 世界の諸地域」「3編3章 日本の諸地域」では,各見開きページにおいてそれぞれ適切な見方・考え方を働かせながら,州・地方の概要を大観し,そのうえで主題学習・動態地誌的学習を進め,最後に単元のふりかえりやアクティビティ,チャレンジ地理に取り組むことで,単元全体で主体的・対話的で深い学びを実現するようにしている。⇒アクティビティ(2編2章・3編3章各節末),チャレンジ地理(P.70-71,94-95,151,218-219)⇒ 図版は,生徒の興味・関心を喚起するもので,かつ読み取りやすいものに工夫されているか。◆ 本文との関連が的確で,世界や日本の地域的特色を具体的にイメージできる地図・写真・グラフ・しくみ図等の図版が豊富に掲載されている。特に地図については,読み取りや比較のしやすい地図表現を施すことで,読図を容易にしている。◆ 「2編2章 世界の諸地域」「3編3章 日本の諸地域」においては,各種の主題地図・雨温図を,体裁・配置・サイズを統一して掲載することで,地域的特色の理解・比較を容易にしている。⇒ P.164・166(九州地方),192・194(近畿地方),220・222(関東地方)など⇒ 今日的課題にかかわる内容は,どのように選択され位置づけられているか。◆ 世界や日本の今日的課題について,生徒が主体的に考察することができる教材を取り上げている。本文や写真などに加えて,地理+α(コラム)や自由研究(特設ページ)で,地理的分野の学習を掘り下げ,学習内容の理解を深めていくことができる最新の地理的トピックスを具体的に紹介している。⇒地理+α(P.79,93,183,187,255 など),自由研究(P.56,80,104,176,260 など)⇒ P.10-15※青字の「⇒P.000」は教科書のページ数です。⇒ P.10-15,P.24-29⇒ P.8-9,P.14-15⇒ P.18-19⇒ P.18-19⇒ P.12-13⇒ P.27⇒ P.20-21⇒ P.26⇒ P.27,28⇒ P.29⇒ P.6-21⇒ P.35⇒ P.17,25,P.27,31⇒ P.6-21⇒ P.18-19⇒ P.35⇒ P.8-9⇒ P.14-15,P.16-17⇒ P.13,15,P.18-19⇒ P.6-7⇒ P.8-9⇒ P.10-15⇒ P.10-11⇒ P.10-13,P.33⇒ P.17,P.24-29⇒ P.8-9⇒ P.6-7,P.8-9⇒ P.8-9,32⇒ P.8-9,P.17,29⇒ P.16⇒ P.8-9,16⇒ P.8-9,34⇒ P.8-9,1438 39教育基本法及び学校教育法との関連学習指導要領との関連内容の選択創意と工夫