ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

80 Ⅴ 本の基礎知識1 上製本・並製本本には「和装本」と「洋装本」があります。本のほとんどは洋装本で,和装本は特殊なものというのが現状です。この洋装本にも,上製本」,「並製本」とよばれているものがあります。上製本は,表紙が,中身よりひとまわり大きなサイズで,しかも硬くてじょうぶにつくられているのが最大の特徴です。見返しを必ずつけます。並製本は,もっとも一般的な本で,表紙は,本文のサイズと同一であるというのが最大の特徴で,柔らかい紙でできています。見返しは入れる場合も入れない場合もあります。教科書も並製本です。2 判 型判型とは本の大きさのことで,B6判,A5判等々があります。副読本の場合,多くはB5判,あるいは教科書と同じの大きさのAB 判( ワイド判) です。B5 判はタテ25.7cm×ヨコ18.2 cm,AB 判はタテ25.7 cm×ヨコ21.0 cm の寸法になります。AB 判の場合,B5判に比べ,図版(写真やイラスト,地図,グラフなど)のスペースを広く取ることができ,よりビジュアルでゆとりをもったページ構成が実現できます。B5判,AB 判のいずれの大きさの副読本にするかは,編集委員会の考えによります。本にはタテ組み(タテ書き,右開きの本)とヨコ組み(ヨコ書き,左開きの本)がありますが,副読本の場合は,ほとんどが教科書と同じようにヨコ組み(ヨコ書き)ですので,以下ヨコ組み(ヨコ書き)に限定して説明します。本の各部の名称(並製本)背書名ノド背文字口絵 地天折り込み地天扉小口本の構成