ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

78 Ⅳ 単元構成の参考事例  3年での地図帳活用平成29 年告示の小学校学習指導要領社会で,「小学校社会科では,これまで第4学年から配布されていた『教科用図書 地図』を第3学年から配布するようにし,グローバル化などへの対応を図っていく」ことが,具体的改善事項として示されました。第3学年では,内容(1)身近な地域や市区町村の様子の内容の取扱い,(2)地域に見られる生産や販売の仕事の内容の取扱いにおいて,地図帳を活用することが明記されました。(1)  身近な地域や市区町村の様子での地図帳の活用都道府県内における自分たちの市の位置を確かめたり,市の様子について調べたことを白地図にまとめたりする際,方位や主な地図記号が必要です。それらは,地図帳を参照して理解し,活用することが求められています。また,子どもは本単元で初めて地図帳を使うことになるので,基本的な地図帳の使い方(地図の見方,さくいんの引き方など)を指導する必要があります。等高線や縮尺が異なる地図の比較など,3年での地図帳使用に必要のない事柄は,4年で学習することが望ましいです。(2)  地域に見られる生産や販売の仕事での地図帳の活用販売の仕事について調べる際,他地域や外国との関わりに着目する必要があります。これらに着目する場合,商品の産地・仕入れ先調べやお客さんがどこから来ているか調べる活動が考えられます。お客さんが他府県から必ずしも来ているとは限らないので,商品の産地・仕入れ先を調べる際,地図帳を使うことが考えられます。外国について調べる際は,地図帳で確認することが考えられます。国旗があることや,それぞれの国で国旗が大切にされており,尊重することが大切であることを指導することも求められています。  4年での地図帳活用第4学年では,内容(1)県の様子,(5)県内の特色ある地域の様子において,地図帳を活用することが明記されました。(1) 都道府県の様子での地図帳の活用ここでは,地図帳などを用いて,自分たちの住んでいる都道府県の位置や地形,広がりや分布などを読み取ることや,47 都道府県の名称と位置について,地図帳で確かめることが求められています。(5)  県内の特色ある地域での地図帳の活用県内の特色ある地域について調べる際,地図帳やコンピュータを使って情報を集めることが求められています。また,3年内容(2)地域に見られる生産や販売の仕事でもおこないましたが,国際交流に取り組んでいる地域の学習で取り上げた外国の名称と位置,国旗については,地図帳などで確認し,国旗を尊重することが大切であることを指導することが大切です。地図帳の活用について