ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

71単元構成案 ※丸数字は配当時間・はおもな内容め あ て副読本作成の際の留意事項学習指導要領大単元の導入 ①・ くらしを守るための事業の概要を捉える 生活に不可欠な事業に気づく。 大単元全体の学習を見通せるよう,飲料水などを供給する事業,ごみなどの廃棄物を処理する事業と生活の結びつきを捉えさせる。1 ごみのしょりと活用(11時間)1 身のまわりのごみを調べる ④ ・分別の方法,出し方のきまり ・ごみの量 ・昔のごみの処理の様子との比較2 清掃工場の見学 ⑤ ・分別収集から最終処分までの経路 ・環境保護のための高度な技術の利用 ・働く人々の工夫や努力3 ごみを減らすために ② ・ごみ減量の工夫,再利用,再生品の利用 ・法ときまりの大切さ ・自分たちにできること 生活環境の維持や向上のためには,衛生的に廃棄物を処理する社会的な仕組みが大切であることを理解することができる。 公衆衛生の向上が図られてきたが,解決すべき問題も存在していることを理解し,自分たちができる行動を選択・判断できる。 身のまわりの廃棄物を調べ,そのゆくえについて関心を高めるようにする。歴史的な視点からは公衆衛生が発展してきていることや,空間的な視点からは広域的に収集して集中的に処理していることを理解し,環境に配慮し迅速かつ衛生的な処理する事業として役割を捉える。 収集,処理や処分の様子を表す写真,それらの関係がわかる流れ図,収集範囲・経路が記された図や地図,工夫,努力,技術,きまりについて読み取れる説明等を用いる。 見学に行く前に問いをもち見学の計画を立てるようにする。 加えて,環境保護,処分場確保,処理費用抑制のためには,ごみの減量化,資源の再利用,再生品の利用などの取り組みの大切さを理解し,選択・判断できるようにする。内容(2)ア(イ)(ウ),イ(イ)内容の取扱い(1)アウオ2 命とくらしをささえる水(10時間)1 水の使われ方を調べる ③ ・家庭・学校での使用量や代金 ・県または市(地域)の給水量の推移2 浄水場の見学 ④ ・水源・取水・浄水・排水の経路 ・水質を維持するための高度な技術 ・働く人々の工夫や努力3 水のみなもとを守る ② ・水源地(「緑のダム」としての森)の保護4 水をたいせつに使うために ① ・水がなくなったら? ・自分たちにできること 飲料水は,生活に欠かすことができないものであり,これを安全かつ安定的に供給する仕組みが大切であることを理解することができる。 水は限られた資源であり,大切に守るために,水源地の環境保護や,節水の重要性を考え,行動を選択・判断できる。 学校や家庭の水の利用のされ方や使用量を調べ,わたしたちのくらしに水が欠かせないものであることに気づくようにする。 空間的な視点から事業を把握できるよう,全体像を地図や仕組み図で示すとともに,水源地,河川,ダム,貯水池,浄水場などの拠点の写真や役割の解説を示す。また,安全性をもたらす水質の確保や,安定性をもたらす水道の維持のために,働く人々の工夫や努力がなされ,高度な技術も利用されていることについての説明や写真を示す。 水資源の確保における,「緑のダム」としての森林が果たしている役割を理解し,水源地の環境を保全する活動にも視野を広げる。水の大切さに気づき,自分たちにできることを選択・判断するうえで手がかりとなる,水の確保が困難な地域や災害時の写真を示す。内容(2)ア(ア)(ウ),イ(ア)内容の取扱い(1)アイエ