ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕
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小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕
69単元構成案 ※丸数字は配当時間・はおもな内容め あ て副読本作成の際の留意事項学習指導要領大単元の導入 ①□資 47 都道府県名が記された日本地図,3年で学習した写真など。特に,生産された県名が表示されたスーパーの品物の写真,農業や工業などで県の特色ある産業の写真,交通や物流によって他の県とつながりながら生活が営まれていることがわかる写真がよい。 日本は,47 都道府県からが成り立っていることを理解し,生活の舞台としての自分たちが住んでいる県に対する関心をもつことができる。 4年の社会科は,生活の舞台が,市から県に拡大する。地図の活用も,より一層充実する必要がある。 本大単元の導入では,47 都道府県の地図を提示し,自分たちが住んでいる県や,知っている県を答えさせながら,県を中心に学習していくことを意識させる。3年での市の学習と関連づけ,また第5大単元の県内の特色ある地域の学習を見通して,県のまとまりを考えられるようにすることが重要である。1 わたしたちの県のようす(6時間)1 県の位置 ① ・日本における県の位置,市の分布図2 県の土地のようすや使い方 ⑤ ・県の地形はどのような様子だろう ・土地はどのように利用されているか ・交通網はどのように広がっているか ・どんな特産物や産業があるのだろう ・県の特徴をまとめてみよう 日本における県の位置,隣接県との方位の関係,いくつかの市が集まって県ができていることを理解し,方位を使って位置関係を説明することができる。 県全体の地形や主な産業の分布,交通網や主な都市の位置などから,県の様子と地理的環境の特色を理解することができる。 方位や地図の利用,人々の生活や産業について,3年の学習と関連づけ,また地図帳の活用を一層充実させる。 毎時,さまざまな地図や資料が用いられることになり,断片的な学習になることが危惧される。前時までの地図や資料と関連づけたり,単元を通した学習の見通しをもたせたりするとともに,小単元の導入で学習の計画をもたせることが大切である。 白地図を活用し,地図や資料を比較・総合することによって,地理的位置,地形,自然条件が,土地利用や交通,人口,産業などの生活の様子に関連していることを考えられるようにする。 そのために,主な川,海,湖,山地,高原,盆地,平野を表す鳥瞰図や,土地の高さやかたむきを表す地勢図・断面図を写真とともに示し,地形の様子を捉えられるようにする。土地利用図,交通網,人口分布図や,特色ある地域や場所の写真を示し,人々の生活や産業の様子,他の県とのつながりを理解できるようにする。言語活動の充実を図り,気づいたことや考えたことを話し合うことを通して,人々のくらしや産業は,それぞれの地域の地理的環境に応じて,営まれていることについて,考えを深められるようにする。 県内の特色ある地域の学習につなげるため,主な産業,環境,交通などの資料を用意し,地域ごとの特色に関心を高める工夫をする。内容(1)内容の取扱い(1)