ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

67単元構成案 ※丸数字は配当時間・はおもな内容め あ て副読本作成の際の留意事項学習指導要領大単元の導入 ①□資 昔と現在を比較する写真など 例:○年前と現在の駅のまわり 昔と現在とでは様子が異なっていることに関心をもつことができる。 本単元は,子どもにとってはじめての歴史的なことを学習する単元である。そのため,ある一点から昔と現在とを比較し,昔と現在とでは様子が異なることに気づかせたい。 “昔と今とは様子がちがう”ことに気づかせる場合は2点の2枚の写真の比較でよいが,“移り変わり”にまで目を向けさせたい場合は,3枚程度の写真を比較するとよい。1 わたしたちが住む市と人びとのくらしのうつりかわり(15時間)1 博物館を見学する ② ・ 見学を通して,市が大きく変わった時期に着目する ・ 市の移り変わりを調べるための学習計画を立てる2 市と人々の様子の移り変わり ⑩ ・鉄道が通ったころ  ( 交通,公共施設,土地利用,人口,道具,人々のくらしの様子) ・高速道路ができたころ  ( 交通,公共施設,土地利用,人口,道具,人々のくらしの様子) ・現在の市の様子  ( 交通,公共施設,土地利用,人口,道具,人々のくらしの様子) ・年表にまとめよう3 これからの市 ③ ・ 市の課題と,その解決のために取り組まれていること ・未来の○○市 自分たちが住んでいる市は,昔から今に至る時間の経過に伴って変化しており,人々の生活の様子も移り変わっていることを理解し,これからの市の発展について考えることができる。 本単元については,まず見学活動からはじめる展開とした。おおよその市の移り変わりについて展示資料から読み取ることで,調べる視点をつかませたい。 市の移り変わりについては,いくつかの時期に着目して調べていく。着目する時期については,市町村合併,交通の整備や公共施設の建設,人口の増減などの視点から,市の様子が大きく変わった時期をいくつか取り上げ,現在までの変化を捉えることができるようにする。 これらの時期は,市町村によって切り口が異なるが,交通の発達による変化は区分しやすいと考えられる。平成元年の学習指導要領第3学年内容(5)で,本単元と同じような内容が定められていたため,その当時の教科書や地域副読本の事例を参照するのもよい。 着目する時期の中で,交通や公共施設,土地利用や人口,生活の道具について,それぞれの様子を捉え,変化の傾向を捉えさせたい。 租税の役割については,公共施設の整備を取り上げるなかで取り上げるようにする。その際,内容(1)での学習と関連づけるようにしたい。 これからの市の発展については,どのような市になってほしいか,子どもが多面的に考えることができるようにしたい。内容(4)内容の取扱い(4)