ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

571 白地図による学習学習指導要領(平成29 年告示)の「第3学年」や「第4学年」には,「白地図にまとめ」という文言が4か所に見られます。3年は,内容(1)の「身近な地域や市(区,町,村)」(2)の「生産・販売」であり,4年は,同じく内容(1)の「県(都,道,府)の様子」,(5)の「県内の特色ある地域の様子」の箇所です。そして,「内容の(1)については,方位や主な地図記号について扱う」ことが,「内容の取扱い」で求められています。2 作業白地図帳をつくる学習指導要領はまた,活動的,作業的,体験的な学習を重視していますが,作業白地図帳は,それに応えることの一つになると思います。作業白地図帳について,説明しておきます。・白地図1 枚の大きさはB4判(B5判の倍の大きさ,25.7 cm×36.4 cm が一般的です。地図によっては,ここに2点並べることができます。したがって,判型はB5判で,中綴じとします。こうすれば,ノドのアキがなくなりますから,B4判の白地図は見開きにできます。・中綴じですから,ページ数については,4ページが1単位になります。つまり,4で割り切れればよいわけです。作業白地図帳の場合,表紙は本文と同じ紙を使うのがふつうですから,表紙の表裏もページに含めて計算します。だいたい,12,16,20 ページのものが多いようです。・各市(町・村)の地形に応じて,タテ,ヨコいずれにも使えます。・作業用ですから,印刷では,うすいねずみ色のインクを使用します(場合によっては,等高線だけを別の色で示す2 色刷りも考えられます)。作業用白地図の原稿をつくるにあたっては,もとになる副読本の地図をコピーし(あるいはトレーシングペーパーをかけ),必要な部分を指定したり,作業内容を指示したりすればよいわけです。それとともに,その作業を通して気づいたことを記入させるようにします。これは白地図の作業で大切なことです。白地図は,枚数は制限されると思いますが,折り込み資料として副読本の本体に綴じこむ方法もあります。折り込み年表について 年表には,ふりがな(ルビ)をつけたほうが親切でしょう。折り込みの片面は,分量としては本文の2ページ分ですが,文字の大きさを小さくすれば,ある程度の項目は入るものの,あまり小さすぎては読みにくくなります。この場合は,折り込みのオモテとウラ(つまり本文4ページ分)を使用することになります。年表のスペースに,当時のイラストなどを盛り込むことも考えられます。 言い添えるとすれば,タテ書きにする場合は,必ず右から左に書くことです。本文がヨコ書きだからからか,左から右に読むタテ書きの年表を目にすることがありますが,これは読みにくいものです。白地図にまとめる