ブックタイトル成長する先生のための指導のABC

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概要

成長する先生のための指導のABC

43自分を勇気づける言葉をもとういつも新しい手帳のはじめに,そのとき思いついた言葉を書いています。いまの手帳には,◆自分に正直であること,◆家族を支える仕事を大切にすること,◆日本の子どもの将来を支える仕事をすること,◆親を大切にすること,◆家族に限りない愛情を注ぐこと,◆日々を大切に生きることと書きました。その時期その時期に,大切にしたい言葉があります。歌詞でもいいですし,詩や絵,サイン,写真でもいいかもしれません。大村はまの言葉です。「私たち教師は,人間の力,人のよさ,子どもへの愛情,そういうものに自信をもち過ぎないで,そういったことはあたりまえというふうに考えて,教師でないとできない,といった技術を十分に練りたいものです。そして,自信をもち,(自分が偉いという自信ではなくて)教育の専門家として,確かなものをもつ教師になりたいと思います。」*1)人生には,その節々に必要な言葉があります。「雨ニモマケズ…」の詩の言葉に魅せられて,こんな人になりたいと思ったり,歌詞の中にそれを見つけたりすることがあります。角界の昇任の口上のように,四字熟語に魅力を感じる人もいるかもしれません。その時々に感じた言葉を明示するのもよい方法です。短冊に書いて見えるところに貼ったり,ノートなどに書いたりするのもいいでしょう。自分に寄り添う言葉を傍らにおきましょう。いま,あなたに必要なのは,どんな言葉ですか?46*1)大村はま『新編教えるということ』筑摩書房ちくま学芸文庫1996