ブックタイトル成長する先生のための指導のABC

ページ
44/52

このページは 成長する先生のための指導のABC の電子ブックに掲載されている44ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

成長する先生のための指導のABC

39仕事が自分を育てるわたしたちは,これまでの経験や知識だけでは解決できない,「答えのない時代」に入っているといえます。これら答えのない問題に対して,どう立ち向かうかです。まず,解決する筋道を「考えること」に,価値があるといえます。一人で立ち向かうこともあるかもしれませんが,知恵をもち合わせた人を集めて,解決を図ることが大切です。一人の能力では補えないところをいかに「集団知」で乗り越えるかが,わたしたちに求められる資質や能力になるのではないでしょうか。その集団をどう構成するか,そのために自分は何をするのかなど,情報を収集するのに長けているのか,人と人を結ぶ役回りが得意なのか,体力や粘り強さなら負けないなど,得意なものを結集させ解決する方法が考えられます。学校の中にも,校内の組織,研究推進,学校運営などいろいろあります。新しいことへ挑戦したい気持ちを枯れさせてはいけません。あなたがどんな立場で声をあげ,また声を聞くのか問われています。挑戦する気持ちを削ぐ三つの禁句があります。「いままでは,どうしてた?」という従来どおりの“踏襲型”,「ほかは,どうしている?」という横並びの“多数派主義型”,「いま,やらなくても?」という“課題先送り型”です。これでは変わりません。常に改善の意識をもって仕事にあたることです。実行したいことを目標として顕在化させることが重要です。まずは,どんな小さな仕事でも,「変える意識」をもって,着実に成し遂げることです。小さな仕事のできない人に,大きな仕事は頼まないのです。42