ブックタイトル成長する先生のための指導のABC

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概要

成長する先生のための指導のABC

33形から変える・形にあらわす先生と子どもは,教室で授業を通して,互いに成長し合っています。成長するのは子どもだけではありません。先生も,一人の社会人として,また,家族の一員として成長しています。教室においては年長かもしれませんが,職場においては先輩や後輩に囲まれています。教室では「先生」ですが,社会に出れば「職業人」です。ときには,他の職業の方をゲストとして迎えることもあります。そんなとき,自分を相手に知ってもらう「名刺」があると好都合です。名刺をもつ理由にはいろいろありますが,狭い世界に甘んじることなく,常に開かれている学びの世界に身を投じる第一歩となります。そこで人と出会い,交わりをもって自分を成長させることができるからです。社会人として必要な道具を身につけることは,形から入るといえるかもしれません。「形から変える,小さなことから変える」,これは,変える意識をもつことが大切なのです。変えるための第一歩として,潜在化している「やろうとしていること」を顕在化させることです。形に表すことです。例えば,日頃から考えていることを文字にする,実行することを見える場所に貼る,予定表を書く,実行する優先順番をつけるなど,潜在していることを,目に見える形にすることで,新しい意識が芽生えてきます。少しの変化が,新しい変化を呼び込むのです。「先生,なんか変わったね。このごろ生き生きしているよ。」「うふふ…。そうですか。そうでしょう。」職業人としての「先生」を自覚しましょう。36