ブックタイトル道徳科における問題解決的な学習のすすめ方

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概要

道徳科における問題解決的な学習のすすめ方

?日文 教授用資料平成30年(2018年)10月1日発行CD 33422道徳科における問題解決的な学習のすすめ方本資料は平成30年(2018年)度版小学校道徳科内容解説資料として扱われます。文部科学省から道徳科においても問題解決的な学習の必要性が問われてから,様々な考え方が出されていますが,現場では今一つよくわからないのが現状ではないでしょうか。いろいろな考え方はありますが,一番わかりやすいのは,まず結論が明示されていない教材を通して問題をつかませ,自分なりの考えを持たせた後,問題について話し合い,解決していく方法ではないでしょうか。今までの道徳科の授業は,結論が明示された教材を範読し,主人公の気持ちを話し合っていくものでした。子ども主体の授業を考えると子どもたちが結論を考えていくことが望ましいといえます。ただ,道徳科は方法を考えることが目的ではないので,子どもたちが様々な方法を考えた後,どの方法をとるにしても大切な心,気持ちは何ですかとしっかりおさえることが大切です。さらに,今回は,三つの事例を載せましたが,問題解決的な学習はこれだけではありません。導入で自分の生活を見直して課題をつかませたり,たくさんの道徳的価値を含む問題を議論したりすることも大切です。この冊子を通して,様々な問題解決的な学習を考えるきっかけになればよいと思います。尾高 正浩(千葉市立轟町小学校校長)問題把握自分なりに考えるグループで話し合う全体で話し合う問 題 解 決道徳科における問題解決的な学習とは