ブックタイトル道徳科における問題解決的な学習のすすめ方

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道徳科における問題解決的な学習のすすめ方

見つめよう生かそう●●●34「相手の立場もたいせつにすること」について、考えてみよう。すれちがい学習の手引き● よし子ことえり子こが、もとのように仲よくするには、どのような思いをたいせつにしていけばよいでしょう。● よし子こ、えり子このどちらかの立場を選んで、自分なりの解かい決けつの方法を考えましょう。問題をつかもう。1自分なりに考えよう。2えり子こなら……。よし子こなら……。138道どうとく徳ノート見つめよう生かそう広い心で相手の立場をたいせつにすることについて、自分なりの考えや思いをまとめよう。●「よし子こ」の立場で考えた人どうし、「えり子こ」の立場で考えた人どうしで意見を交流しましょう。● わかっていても、相手の立場をたいせつにできないことがあります。それをのりこえるためには、どんな考え方がたいせつなのか学級全体で話し合いましょう。● 次に、「よし子こ」の立場と「えり子こ」の立場で意見を交流しましょう。問題について話し合おう。3問題を解かい決け つするときにたいせつな考え方について話し合おう。4139● ●126 7役割演技を通して,問題解決を考えさせる授業事例教材3「すれちがい」(日本文教出版『小学道徳 生きる力』5 年 p.134 ~ p.139)ピアノ教室に一緒に行く約束をしたよし子とえり子が,それぞれの自分本位な理解の仕方で行動してしまったために約束を守ることができなくなり,互いに腹を立ててしまうという二人の日記作文です。自分の立場や思いだけを尊重し,相手の立場や状況を考えない二人は,相手の行為を非難することで友情にもひびが入ってしまいます。「自分と異なる立場や意見」に対する姿勢について自分との関わりで考えられる教材です。あらすじねらい導 入終 末展 開よし子とえり子のすれ違いの原因や,お互いを理解するために大切な気持ちを考えることから,自分と異なる意見や立場を尊重しようとする態度を養う。(B 相互理解,寛容)★ すれちがいになったわけ,状況を共通理解します。★ よし子,えり子の立場になって,どうすれば解決するか考えます。★ この後,二人が話し合う場面を設定し,よし子役,えり子役になって自分で考えた解決方法を演じさせます。ここで大切なのは,演ずることより演じた後の話し合いが大事であること,同じ演技をさせるのではなく,改善策を演じさせることです。つまり,役割演技1が終わった後の話し合いで「これでよかったのか」「どうすればみんなが納得するのでしょう」と子どもたちで改善策を話し合い,出てきた改善策を役割演技2で演じるのです。すれ違いが起きた時に,どのような考え方を持てばよいのでしょう。★ 人間関係をよりよくするにはどういう心が必要か,自分との関わりで考えさせましょう。今までの自分はどのような考え方を持っていたか,今日の学習で学んだことは何か,これからの自分はどんな考え方を大切にするか,多面的・多角的に考えられたか,について振り返ります。相手をなかなか許せず,いやな気分になったことはありませんか。「今日の学習を振り返りましょう。」?「なぜ二人はすれ違いになってしまったのでしょう。」?「 どうすれば,このようなすれ違いにならなかったのでしょう。解決方法を考えましょう。」? 役割演技を活用します。? 問題解決する時に大切な考え方とは何か,学級全体で話し合う。役割演技1改善策を話し合う改善策を話し合う役割演技2問題解決