採用情報

社員インタビュー

2015年4月入社
中学校教科書編集部 
仲下さん

入社のきっかけと異動について

大学での専攻が西洋文化史だったこともあり、元々美術には興味がありました。また、学生時代には留学を経験し、英語を学ぶことにも力を入れていました。

英語は、塾講師のアルバイトでは教える側に回り、生徒さんの指導をしているうちに教育に対する興味も高まっていったと記憶しています。

そのようなこととはまた別の要素として、昔から本が好きだったので出版にかかわる仕事への憧れも同時に持っていました。

就職活動をするにあたって、私の中にあるバラバラな興味・関心を眺めてみたとき、日文・秀学社がすべてを満たしている会社だと感じて、応募したのが入社のきっかけです。

入社して最初の3年間は、大阪の秀学社編集部で英語の図書教材の編集に携わり、その後、結婚を機に東京の教科書編集部に移りました。

結婚のタイミングで東京に異動させてもらえたことは、とても恵まれたことだと思っています。部署や仕事の内容は変わりましたが、それまで関係を築いてきた社内の人たちと引き続き一緒に仕事ができる環境があり、キャリアが途絶えることもなかったのは非常にありがたいことでした。

実は、東京の編集部に異動したのは編集業務が最も忙しい時期だったのですが、異動したばかりでわからないことが多いながらも、自分なりに一生懸命、仕事に取り組み、結果として胸を張って愛着を持てる教科書が完成しました。年齢の近い同僚のサポートや著者の先生方の熱量が当時の私には心強く、自分の原動力になったと思っています。

仕事のやりがいと今後の目標

その後、産休・育休を経て、今は子育てをしながら、出産前と同じ教科書の編集部に所属しています。学校に行って授業を見たり、先生方と話したりといった形で教育の現場に直接触れる機会があるところが、この仕事の最も好きなところです。実際に学校で授業を見ると、普段教育に関して理論として学んでいることを、体験を通して実感できますし、先生方と教育について話す中で自分の仕事の重要性や使命感のようなものを改めて自覚することもあります。私にとって大切な仕事ですので、上司や同僚の方たちに子育て中であることに配慮していただきながら、今も可能な限り現場に出る機会を設けるようにしています。

中学校教科を担当しているため、今は中学校に取材に行く機会が多いのですが、小学生や高校生も含めて学んでいる人たちをもっと幅広く見て、自分の仕事に活かしていきたいという想いは持っています。

社内の雰囲気と制度

編集部は、忙しい時期に少しピリッとした空気が流れることもありますが、総じて穏やかな人が多いという印象です。忙しい中でも雑談ができるくらいの余裕を持った人が集まっていて、編集という仕事をチームプレイと捉え、チームワークを大切にしている人が多いように感じます。

家庭環境やライフステージ、やりたいことに応じた貢献ができる環境ですし、一人ひとりがそれぞれの役割を果たせる部署だと思っています。ですから、人それぞれの違いを認めて、その違いを楽しめるような人がこの部署に向いているのではないでしょうか。

また、社内全体を見渡すと、子育てをしている人がたくさんいて、教育にかかわる会社だからこそ子育て中の社員を温かく見守ってくれる雰囲気があると感じます。在宅勤務制度や時短勤務制度といった、子育て中の社員にもありがたい制度が存在しているだけでなく、実際に有効に活用できるところが素晴らしいところですね。

今は、在宅勤務制度と時短勤務制度を併用しながら、心身ともに余裕を持って子どもと向き合いながら仕事ができています。もちろん上司や周囲の方のサポートがあってこそ、こういった働き方ができているのは言うまでもありませんが、日報や週1回のミーティングで業務の進捗状況などの情報共有を徹底することは心掛けていますし、何かトラブルがあっても大丈夫なように期限に余裕を持って仕事を進めることは、自分の中で意識していることです。

Values「アソビを持とう」と自己研鑽制度

Valuesの中では「アソビを持とう」というフレーズがいちばんお気に入りです。「アソビを持つ」ことを組織、チームの指針として掲げられたことが大きいと思っています。ものづくりに携わっている私たちの業務の内容にも合致していると感じますね。

日文には、自己研鑽制度という、社員の学びを会社が資金面でサポートする制度がありますが、制度を利用した人たちのレポートを読むと、業務に直接的には繋がらないことも含めて皆さんが本当に興味のあることを自由に学んでいるのが伝わってきます。これも日文らしい、一つの「アソビ」の形だと感じますし、私も制度を利用して何か学んでみたいなと考えています。

(2025年2月時点)