採用情報
社員インタビュー
東京営業部
岡村さん
入社のきっかけ
大学時代に美学や西洋美術史を専攻していて、元々美術に興味があったのですが、大学の書庫に、金色一色の見た目だったり表紙がビニール製だったりと、なんだかすごくド派手な本があって、その本を課題の参考資料に使ったんです。
これが『絵画の制作学』と『絵画の教科書』という本で、面白いつくりの本だなと思って調べてみると、日本文教出版が作った本だということがわかったんですよ。
教科書会社って堅実なイメージなのにこんな本を作っちゃうんだっていうところがすごく魅力的に思えて、その本のことはずっと記憶に残っていました。それで、就職活動をしようとなったときにその本のことを思い出したのは入社のきっかけの一つですね。
あとは、大学時代に塾講師のアルバイトをやっていて、そこでは美術を教えていたわけではありませんが、美術の鑑賞の手法を指導に取り入れたりして、美術の教育的効果みたいなものは実感していました。その効果を感じつつも、自分としては実際に子どもたちを目の前にするよりも教育の仕組みを作っていく仕事の方が向いていると感じて、そういう仕事ができる会社を探していたということもありますね。
仕事の内容とやりがい、苦労
担当地域に足を運んで、先生方にお役立ていただけるような教育の情報をお持ちしたり、教科書や教材の紹介をしたりといったことが日頃の主な仕事です。こちらからお伝えする一方ではなく、先生方とのコミュニケーションの中で、教科のことや学校教育全体のこと、それから地域のことなどを教えていただいています。息抜きとして、先生から教えていただいた地域のおすすめスポットに立ち寄って、次にお会いしたときにその話をすることでその地域をもっと好きになることもあって、そういったことは大切にしていますね。
社内にいる日は、先生からいただいたご質問にお答えするための情報収集をしたり、社内の打ち合わせに参加したりしています。社内の打ち合わせは、営業チーム内の打ち合わせもあれば、編集部との打ち合わせもあって、編集部との打ち合わせは、先生方からお聞きしたことと編集部を繋ぐ架け橋になるような仕事だと思っています。
最終的には、日文(日本文教出版の略称)の教科書を使っている子どもたちが気づきを得たり、考えを深めたりしている様子を見ることが、いちばんやりがいを感じるところではあるのですが、日常的なことで言えば、普段お話をさせていただく先生方と仕事だけの関係を越えて、心の交流ができたと感じるときはやっぱり嬉しいです。
逆に営業職の苦労を一つ挙げるとすれば、外に出るときと社内にいるときでモードの切り替えが必要なので、その点は仕事をする上で難しさを感じるところかもしれません。
社内のカルチャーと制度
「営業担当者は一人ひとりがその地区のエースである」というのは入社時に先輩からお聞きしたフレーズなのですが、実際に入社して仕事をしてみると本当にそのとおりというか、お互いが尊重し合って一人ひとりを大切にしている雰囲気が社内にありました。これは全社的に共有されている風土かもしれません。
会社としても社員一人ひとりの自己実現や趣味、興味を大切にしている雰囲気があって、たとえば自己研鑽の制度があったり、部活動がさかんに行われたりしているところもいいなと思っています。
自己研鑽の制度は、今後自分としてももっと活用していきたいですね。個人の目標というか仕事の中でやりたいこととして、自分の担当地域の造形教育をもっと盛り上げていきたいということを考えているのですが、そのために役立つような知識や技能も、自己研鑽制度を利用して身に付けられそうかなと考えています。
Valuesについて
2022年11月に日文のPurpose(私たちの志)とValues(行動指針)が新しく策定されたのですが、中でもValuesの「アソビを持とう」には特に共感を覚えます。教科書というと、作っている側もどうしても固くなりがちだし、見る人も教科書だからと結構真面目なイメージを持っていると思うんです。ただ実際に使う人たちのわくわくを引き出すには、考え方や姿勢の余白みたいなものがあるといいなと思っていて。先生方や保護者の方には、「教科書会社だけど、なんかちょっと面白いことをいつもやってくれる」と思っていただけるようになりたいですね。
社内のことで言えば、一人ひとりが個性を発揮しやすい環境づくりをさらに推進していく方針がValuesには表れているのかな、と受け止めています。もちろん礼節をわきまえながらではありますが、過度にかしこまることなく、年次や役職にとらわれず様々な価値観、アイデアを持ち寄って、それをお互いに認め合うみたいな社内風土、みんながやりがいを持って働ける職場環境にしていこうという雰囲気が表れている気がしますね。
特に教育の業界は、デジタル化が進み、新しい技術も発展してどんどんこれから変化していくタイミングなので、若い世代の考えや意見を取り入れていく姿勢をこのValuesが保障してくれているようで心強く感じます。