本コーナーでは、さまざまな題材ごとの解説をポイントに絞った内容で掲載しています。
目標
- 伝えたい情報を一目で直感的にわかるような形や色に絞り込み、考える
- 形の単純化と強調された色を工夫し、言葉の違う外国の人や文字の読めない子どもたちにもわかるピクトグラムを考える
題材の特徴
- 身の回りにあるいろいろなピクトグラムを見直し、その工夫された内容と効果を鑑賞する
- 言葉が違う外国の人にも一目で直観的にわかるように、さまざまな立場の人にたってピクトグラムに必要なデザイン要素を考える
- 形の単純化や強調した色彩などで伝えたい内容が一目でわかるよう工夫し表現する
授業の流れ
- 身の回りのピクトグラムに込められたアイデアや工夫、その効果を知る
- どのようなピクトグラムが必要なのか、どのような効果が必要なのか主題を決定する
- アイデアスケッチをもとに単純化や強調された色など工夫する
- わかりやすく創意工夫し、独自のアイデアを盛り込みながら制作する
- 鑑賞し合い、それぞれのアイデアやその効果について話し合い、デザインのよさを味わう
バリエーション
①:表現方法(内容)
- 危険を知らせる
- 誘導する
②:材料・用具
- 紙素材を中心に
スケッチ用の画材 ポスターカラー アクリルガッシュ コンピュータグラフィックス 接着剤 カッターナイフ カッティングマット はさみ
指導のポイント
- 身の回りにあるサインやピクトグラムを調べ、伝えたい情報を多くの人に伝えるための工夫を考える
- サインやピクトグラムを設置する場所を考え伝わりやすい形や色を工夫し、単純化や強調の効果を生かした構想を練る
- 材料や材料の大きさ、用具の特性を生かしサインやピクトグラムをデザインする
- 可能な限り、設定した場所に作品を設置してみて、その効果や情報の伝わり方を感じ取ったり、第三者の意見を聴取したりし、味わい評価し合う
注意点
- 言葉の違う外国の人や文字の読めない子どもたちにも通じる直観的なデザイン
評価のポイント
- 伝えたい内容が直感的に伝わるデザインをつくりだそうと工夫している
- どのような内容を伝えるのか、どのようにわかりやすくデザインするのか表現の構想を練っている
- 単純化や配色の効果を工夫しながら見通しをもって表現している
- 作品を鑑賞した感想や作品に込めた意図や工夫を味わっている