本コーナーでは、さまざまな題材ごとの解説をポイントに絞った内容で掲載しています。
目標
- 自己を見つめ自己を表す表現としての可能性を追求する
- 主題を表す表現を追求する
- 友だちの思いやよさに触れ、自らの価値観をもとに批評し合う
題材の特徴
- 客観的に自己を見つめ、表そうとする自分像を表現する方法を考える
- 多様な表現にチャレンジし、自己を表すことで、将来の夢や希望につなげる
- 友だちそれぞれの作品に対する思いに触れ、表現の工夫やよさに気づく
授業の流れ
- 自分を観察するとともに、言葉で自己を表してみる
- 自らのよさについて友だちの意見を聞く
- 自己の何を表現するのか、主題を決定する
- 豊かな表現方法を工夫する
- 発表し合い、考え、表現を深める
- 作品を鑑賞し合い、お互いのよさを知る
バリエーション
【バリエーション①:表現方法】
- 平面での表現 立体での表現 複合的な素材を用いて
- 自分の大切にしているものに託して
- 将来の夢や希望を表すことを通して
- 自分らしい空間の創造
【バリエーション②:材料・用具】
- 〈平面〉スケッチ用の画材 絵の具 写真
- 〈立体〉石や石膏 木材 粘土 複合的な素材
指導のポイント
- 写実的な表現だけでなく、自己を表す方法にはいろいろな表現方法があることを知る
- 肯定的な見方をするために、自身に閉じこもることなく友だちの意見等を柔軟に受け入れる雰囲気をつくる
- いろいろな主題づくりのために、友だちの意見を聞く
- ゆとりある指導を心がけ、試行錯誤や表現を追求する姿勢を大切にする
- 描き込み、作り込みだけでない表現に込めた思いを大切にする
- 友だちの作品を鑑賞し合い、それぞれの工夫やよさ、作品に込めた思いに触れる
注意点
- 自己や他者に対しても、肯定的な見方ができるよう和やかな雰囲気づくりが大切
評価のポイント
- 試行錯誤の先に粘り強く自分の表現を見つけようとしている
- 自分の主題と出会い、表現で近づける構想を練っている
- 主題にふさわしい「私の表現」を追求しようとしている
- 作品に込めた思いを発表し合い、そのよさを味わっている