本コーナーでは、さまざまな題材ごとの解説をポイントに絞った内容で掲載しています。
目標
- いろいろな金属が持つ素材の魅力を味わい、硬さ、延性や展性などに関心をもつ
- 素材や形などの効果を生かして総合的に考え、表現の構想を練っている
- 加工の方法を知り、使うものや飾るものなど用途に合った作品制作をする楽しさを味わう
- 作者の意図を感じ取り、使って楽しむ工夫などをについて話し合う
題材の特徴
- いろいろな金属の特性を知る
- 切る、投げる、伸ばす、埋め込む。穴をあける、溶接する、腐食させるなど加工方法を知る
- 加工方法によっていろいろな作品に発展させられる可能性を知る
- 道具を安全に使用しながら、正確な手順で制作を進める
授業の流れ
- 身の回りにある金属の作品を鑑賞し、いろいろな金属の特性を生かした作品づくりの可能性を知る
- どのような用途で使用するものをつくるのか主題を明確にし、構想を練る
- 手になじむ感覚などを考え材料や用具を工夫し制作する
- お互いの作品を鑑賞し合い、工夫や制作の意図を話し合う
バリエーション
【バリエーション①:表現方法】
- 切る、投げる、伸ばす、埋め込む。穴をあける、溶接する、腐食させるなど加工方法
- 複合的な材料を生かす
【バリエーション②:材料・用具】
- 各種の金属の比較
- 加工方法の工夫
- 仕上げの方法の選択
指導のポイント
- 身近なものをいろいろな感覚で味わう
- さまざまな特徴や美しさを発見する
- 構図、表現方法を工夫し描画材を選び、描くことを楽しむ
- 写実的な表現の巧みさだけにこだわらず、対象に心ひかれたことを表現してみる
- 友だちと作品を鑑賞し合い、お互いの意図や工夫について話し合う
注意点
- 用具の取り扱いに注視し安全な作業を心がける
- 制作方法や見通しをもった手順か確認し、必要な場合は、別の用具の使用を指示する
評価のポイント
- 手作りのよさを感じ取ることを通して自分の作品を生み出そうとしている
- 切る、投げる、伸ばす、埋め込む。穴をあける、溶接する、腐食させるなど金属の特性を生かし、培われてきた加工技術を知り、制作に生かそうとしている
- どのように使うのか作品の用途を考え、デザインや制作方法の構想を練る
- 材料や用具を安全に使用し、手順通りに制作する
- お互いの作品を鑑賞し、作品に込められたアイデアや工夫を味わい話し合う